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はしたない振る舞い

  
はしたないとは 「下品」 「品格がない」 「人としての慎みと自覚に欠ける行為」 と広辞苑にある。

昨今の公共交通機関の電車の中で、とりわけ20歳前後から30代前後とおぼしき女性が化粧を整えたり、はたまた紙袋からパンや飲み物を取り出して、公然と同乗者の視線をないがしろにして、口にほおばる情景が、日々の交通移動の最中(さなか)に日常茶飯事のように、しばしば見受けられる 「絵姿」 はどうよく目に観ても感心できるものではない。

夫々の当事者にしてみれば、其れ相応の事情があっての行為であろうとは容易に想像ができるのであるが、周囲の同性がやっているのを見て 「わたしも・・・」 の同調は、ひとりがひとりを誘発する「はしたない振る舞い」の相乗を助長する悪しき現象である。

若い男性や中年男性にもよく観受けられる 「絵姿」 は、座席に腰を浅くかけ大股を開いていたり、前述の姿勢で大きく脚を組み泰然自若(たいぜんじじゃく)としている情景が観られる。

そうした行為の男の足元の床には、飲み物の容器や紙パックが放置されている。

こうした 「はしたない振る舞い」 の現象は恐らく 「民主主義」 = 「自由」 をはき違えた理解と 「公衆道徳」 の無知から 「無意識的な我儘(わがまま)行為」 が波及した 「社会現象」 であろう。

公衆の中に在っては 「ひとに迷惑をかけない」、「自分がされて嫌なことはしない」、「弱者をかばう」、「譲り・譲られる感謝を素直に表現する」、「ありがとうを素直に言葉に表現する」、「謙虚に素直な心を行動と言葉に表す」 これらの 「当たり前」 とされる事が、人の中に在ってどうして出来ない人方が多い事であろうか?
  
「三つ子の魂百までも」 の幼児時期の 「家庭内での親の躾」 が偏った所以としか推量する他ない。

人が人の中で共存していく為には、お互いが人間として最低限守らなくてはならない約束事があるわけで、お互いが互いを戒めて、自重と自覚を学び「わだかまり」を排除した 「居心地の良い社会環境」 の中で生活したいものである。

※ わだかまり=いやな気分が抜けないでたまっている・・・の意

2010年2月10日 大谷 誠


 
 
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