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十人十色
  

「怒る」のは感情の爆発・「叱る」のは道理を諭す理性の道しるべ

サラリーマン社会で、概して真面目一辺倒で管理職に就いた人は、部下と対峙した時、往々にして物事の指導や指示・助言を与える場合に直情的になりやすく、感情的に爆発してしまう傾向が見受けられる。

管理職に就くまでの自分が、真面目一途に取り組んできた事が、部下にも出来て当然と思い込んでしまう様で、人間十人十色で、夫々が違った考えと思いがあっての事の対処の誤りが出た事に、誤りの全てを自分流の対処の仕方に強制して押し付ける傾向がある、聞く側のこころも態度も素直に聞き入れる術を奪ってしまう。

これでは優秀な部下も萎縮してしまい挑戦意欲を喪失しまう結果に成ってしまう。

片や経験豊富で、自分でも様々な苦い経験を積み重ねた管理職は、部下の話をジックリ聴く耳を持ち、然る後に部下の誤りの部分に、自らの失敗談を重ねて其の誤りの根源を指摘し、部下に気付かせて後に、同じ誤りの繰り返しが無いように諭す指導をし、部下からの信頼と尊敬を受ける。

ことほど然様に「怒り」と「叱り」の対応の差には格段の結果に繋がる事になることを管理職たるものの自覚と反省をこころに刻む必然性が生まれる。

怒りの感情でなく、叱りの思いやりと包容力が人を育てる根本に気付くはずである。

2010年5月27日 大谷 誠
  


 
 
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