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「ひたむきにそして真剣に
  

新車を納めて3日後の早朝 「ボンネットから煙が出た!」 と受話器を耳元から相当遠くに放してもビンビンと聴き取れるほどの激怒の苦情が入った。脱兎(だっと)の如くお客様宅へ急行、ひたすら平身低頭あるのみである。
  
高額な乗用車が納車後すぐに煙を吹き出したとなると平静で居られる訳が無いのも当然で、お客様から状況を窺(うか)がおうにも取り付くヒマの無い状況から、謝罪しつつ事の発端経過を手帳に逐一メモに記して、折々にポイントとなる状況をメモを確認しつつ反復確認をし、何とか件(くだん)の顛末を最後まで聞き終える事が出来た。
  
訪問した当初は 「欠陥車を引き取れ!」 の大激怒から、事情を窺がい出した頃からお客様も幾分落ち着かれたせいもあって冷静に話して下さり、最終的に件(くだん)の車輌を現場で拝見させて頂けるところまで冷静さを取り戻して下さった。
  
不具合の主原因はラジエーターキャップ゚の緩みから冷却水が噴出し、原動機にまで飛散した水蒸気であったのだが、納車整備時に基本的な点検洩れが招いた不具合であった。約10日かかってのクレーム交渉の会話の中で、お客様の言葉の中に 「誠実さと真摯な態度を再評価した」 の弁を聞くに及んで 「真剣に対応して良かった」 と安堵した。「誠実さと真摯な態度を再評価した」 とは……
  
【電話をしてから即訪問した事・苦情の顛末をメモに記した(真剣に訊いた)・言い訳や愚痴を言わなかった(スタッフの不始末など)】 が新車交換に及ばなかった事と・・・何事も 『一生懸命』 がもたらした自分へのご褒美である。

クレーム原因内容の仔細は割愛して=新車の最終点検整備ミス・・・に略しても結構かと。

2010年9月19日 大谷 誠
  


  

 
 
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