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「名刺は自分の人間性を表す金看板である
  

或る会社の人事部を訪ねた。担当者(以下T氏と略)に面会を求めた事に対して、応対に出た女子社員が 「一寸待って貰っていいですか?」 と言う。これが今流の話法か? と少々げんなり。

初面識のT氏が現れて、応接室に通されて名刺交換の場で、私が名刺入れ(革の財布状のもの)から社名と名前を名乗って差し出した名刺交換の挨拶の場で、T氏は左手に携え持ったノート状の内側ファイルホルダーの中から、自身の名刺を取り出して差し出すのである。
  
察するところ 部署柄から面会人が多いからだろう? けれど名刺入れくらいは持っていて貰いたいもので、差し出された名刺は、トランプのカードを繰った(く)時の様に反り返った状態で、両の手の掌の中で押し戴いた名刺は、反り返った侭である。
  
人事部と言う部署は、ひとの扱いを主たる業務とする部署であるはずの部内の構成員が、凡そ執るべき行為ではない。(気づかぬ道理がないものを・・・)   
  
過って 私が営業部員で、店頭に来られたお客様に、名刺入れから名刺を差し出して自己紹介を名乗った時、「こんな無礼な名刺は要らん!」 とお客様から名刺を突き返された苦い経験がある。
  
その名刺はやはり、弓なりに反っており、掛けて加えてYシャツの左ポケットに名刺入れを入れていたので、体温が名刺に移っていたのである。自分が受け取る側に立った時、どれほど不愉快な思いと、軽蔑感を覚えた事であろうか。
  
その大失敗以来名刺入れは身体に触れる部分からは外して、鞄の内に納め、必要少数の何枚かを「ピン」と曲がらぬ扱いに変更して今日にある。

2010年9月19日 大谷 誠
  


  

 
 
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