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「嘆かわしい日常
  

昨今の公共交通機関の重宝さは群を抜いている。時間の読みに整合し且つ移動中の時間が有効に活用出来るのは最高である。
  
然し最高でない障害要素が山積しているのは閉口する。
  
公衆の中での携帯電話使用、キャリーバック、ショルダーバック、リックサック、車中での間食、飲料缶の放置、車内での化粧、これらは全て人間が考案した道具が禍(わざわい)している。
  
個人が理性と常識を弁(わきま)えた範囲の中で活用されていればこれほどの便利で重宝な道具は無い。
  
が 現実は日本人としての理性も常識も超越して無節操の氾濫おびただしい現況がある。
  
都市の地下街で また 交通連絡通路で、携帯電話で会話をし、肩にショルダーバックを提げ、片手でキャリーバックを牽く達人に遭遇した。この達人の 「歩み」 は周囲の人の流れに極めて 「ゆっくり」 で 〈吾関せず〉 の有り様でる。
  
人の流れを配慮して片方の壁側とか柱の陰に除けて立って、周囲の邪魔にならぬ様に 「氣づかう」 という事が出来ぬ悪しき唯我独尊的達人である。

エスカレーターを駆け上る人、電車の出入り口を塞(ふさ)ぎ立つ人、通路の中央で立ち話に熱中する人、車内で大声で話す人、もう少し大人としてお互いをおもんばかり、こころの豊かさと慈悲を併せ持つ日本人で有りたいと願うのは間違いであろうか?

2010年11月16日 大谷 誠
  


  

 
 
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