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【草食系と肉食系】

    
Oさんは営業を始めて5年になる。社外営業に出ても社内にあっても、今一自分の実力を発揮できずに居る。Oさん自身がかねがね自覚している事は、成果や行動にも程ほどで、極めてみようと言う姿勢を持っていないタイプである。(草食タイプ)

方や同期入社のMさんは、社内外を問わず、遊びに関しても積極的に行動し、何事に於ても打たれ強く、行動思考も旺盛でへこたれた姿を見せた事がない。(肉食タイプ)

ではOさん(草食タイプ)が営業に不向きか? といぶかるのには早計であろう。

ポイントは具体的にOさんが成し得る具体的目標と、Oさんが持つ夢を親身になって相談相手になる事で 「欲=成果」 に変化してくる。(介添え役が要る)

Mさんの方は馬なりに現状を見守って居て放任して良いかと言えば些に非ずで、確かに周囲を驚愕させるような大きな成果を残すであろうが、暴走して大きな過ちを起こす以前に、しっかりと手綱を牽く先輩なり上司が暖かい視線とおおらから包容力を持ったコーチ役が必要である。(介添え役が要る)

肉食タイプは挑戦思考で周囲に影響力を発揮することによって価値を置くタイプ

草食タイプはリスクの回避、現状維持を望み周囲との調和を好むタイプ

人間十人十色で顔も違えば性格も違って当然で、“馬には乗ってみよ 人には添ってみよ” の諺が道理。

2011年6月13日 大谷 誠
   





 
 
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