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《慣用算数字の予習の心得》

 大企業と比べて商店や中小企業の数は圧倒的に後者が大部分を占める。商取引の物の売り買いの最終は代金決済である。
 其の支払いには双方が取引する金融機関からの振り込みが今流で、特に 「五十払い」 でそれぞれが定めた決済日を持つのが一般化しているものの、旧態の慣行で 「手集金」 を常とする商店や企業が依然として残っている現況がある。
 そんな中で 「小切手・手形・為替」 等の現金に代る支払い形態が現存しているが、過日ひとつの商店にお邪魔して居て(当日が支払日であった)O社の若い営業マンが代理で集金に来訪した機会があって、支払い側が一通の小切手を 「ハイご苦労さん」 と手渡した時に受け取った側が、「これ金額が違いますが?」 と疑問を投げかけた。
 結果は支払金額の手書き金額に 「慣用算数字」 の表現が正しく読めなかったのが原因であった。
 壱・弐・参・阡・萬・圓・也等が金額明記欄に横書きされたもので、彼は其の慣用手書き数字が読めなかったのである。
 「今の若いひとは学校で習てへんのやろか?」と傍に居た者どおし苦笑した一幕である。
 時代の進歩には逆らえないが、浪速(地域に限ったわけではないが)商人としては最低限の商慣習は事前に習い終えてから実戦に立って欲しいものである。

2012年1月23日 大谷 誠 


  


 
 
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