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己自信の油断ごころと怠慢

  商取引の納品や請負内容を引き渡す最中(さなか)の段階に於て、よく発生する 「もめごと」 の事象がある。
そもそもは商談が成立した時に、仕事の馴れや、商談先の方との懇意な人間関係から軽率にもその場の親しさも相まって、口約束で締結した結果が織りなす怠慢から発生する、おこるべくして起こった不適切な商談姿勢が概ね因であるものが多い。
  商談の大小にかかわらず、其の商談での 「取り決めごと」 は口約束でなく、その場での 「決めごと」 は、必ず文書二通に残して、お互いが其れを保管し合う習慣を身につけたいものである。
 特に商取引にあっては、其の商品や請負内容、金額や支払い内容や方法、又付属部品(具体的な商品名や色、型式番号などの明記)の附保の有無など、後々の係争に繋がる根本で、「言った、言わない」 などから、互いの信用と信頼が損なわれ、商いの継続が断ち切られるという、最悪の状況になってしまう。
 折角長年にわたって培ってきたお得意先や苦労も、基本を失念しての、ほんの些細な商談姿勢が、一瞬にして崩壊してしまっては、今までの苦労が水泡に帰してしまうことは、己自信の油断ごころと怠慢や馴れが災いすることを、何時の時も決して忘れてはならない。緊張のこころを緩めず、基本原則に忠実であって欲しいものである。

2012年1月24日 大谷 誠 


  


 
 
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