『断・捨・離』 のすすめ(心の荷物を軽くしてみる術)
― やましたひでこ著書より ー
断捨離とは=ヨガの「断行(だんぎょう)断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)離行(りぎょう)」という考え方を応用して、人生や日常生活に不要な 「モノ」 を断つ、また捨てることで、モノへの執着(欲望を断ち)から解放され、身軽で快適な(よぶんなものを捨て去り)、執着から離れて気楽な人生を手に入れようとする考え方。
断(だん)断(だん)=新たに入ってくるモノを断つ
捨(しゃ)捨(しゃ)=家にずっとある不要なモノを捨てる
離(り)離(り)=モノへの執着から離れる
従来の 「もったいない」 「まだ使える」 というモノを軸とした考え方でなく
「このモノは自分に相応しいか?」 と問いかけてみる → つまり、主役はモノではなく 「自分」。
「モノと自分との関係性」 を軸に取捨選択していく方法である。
断捨離の時間軸は、いつも今。今持っているモノ一つ一つに対して、今の自分にとって必要かどうか? を問いかけて取捨選択を促す。狙いは → 執着を捨てることにある。
《思い切ってモノを手放すことで、空間・時間・エネルギーに余裕が出て、それが気持ちのゆとりに繋がる → つまり引き算の法則で人生の時間の停滞を取り除き、新陳代謝を促す》
結果として → モノへの執着を捨てて身の回りをキレイにするだけでなく、こころもストレスから解放されてスッキリすることになる。
断捨離の効果→断捨離をすることで、思いがけない様々な効果が得られる。
イ、かたづけられない原因がわかる
ロ、捨てられないと思っていたモノが捨てられる様になる
ハ、.仕事や他人との関係性も見直すことができる
ニ、.今の自分軸をもっと大切にする生き方ができるようになる
ホ、日常のストレスが減って気持ちが楽になる
ヘ、健康を維持できるようになる
断捨離の方法 → 「モノというものは本来、自分の生活を豊かする為にある」 という考えを軸に、今の自分にとって必要かどうかを問いかけ、思い切って捨てる思い切りを下すことが重要。
ポイントは → 断捨離の心構え、考え方をしっかり身に就けることが大切で、ここの自分の考えや思いの程が浅いと、断捨離への成功は適わなくなる。
具体例として
1. 迷ったらゴミ
2.使わないモノはゴミ
3.なくしても買いなおさないものは捨てる勇気を出す
4.「いつか使う?」 → は これから先もまず使わない
5.使えるか? ではなく 「使っているか?」
6.高いモノはすぐ使え!
7.悩むワケが値段なら買え。それ意外ならどんなに得でも買うな!
8.いろいろ持っている服や小物類の中でも、大概は決まったモノのひとつ・ふたつ
だけを身に付けている現実がある。他は処分
9.普段使ってないのに取ってあるモノ
10.思い出の品を捨てても、思い出は消えない
11.過去を捨てなくては、未来の場所がない
12.全部捨てたら未来だけ残る
13.明日は明日のゴミがでる
14.捨てることよりも大切なのは、要らないモノを買わない・貰わない分別
15.捨てる前に、必要としている人に差し上げるこころの振り分けと余裕ある分別
実際の断捨離の実行方法
1.おおまかに仕分ける → 専門書や小説本等・衣類(背広・ネクタイ・Yシャツや
小物類・ゴルフや運動具類・靴や履き物・着物や浴衣・ビジネス鞄や旅行鞄や
ショルダーバック(ハンドバック)・カメラや撮影機やその機器・カフス釦や
腕時計・絵画や骨董(調度品)の類・VHS(ビデオテープ・カセットテープ)等
2.約1ヵ月置いたモノを再仕分け → 最初の仕分けで捨てるに忍びなくなったモノでも、
意外と冷静にサッパリと不思議に手放せるようになっている
3.@ 欲しいと思っている人に差し上げる
A 売れるモノが結構あるので換金する
B 写真ネガ・VHSなどはデジタル化してCD等に転写して収録すると
自宅内に大幅な空間スペースがうまれてスッキリ・サッパリ
※ 一度自分の机・引き出しの中のまわりをジックリ見てみると、ざっとボールペンの10本以上や鉛筆(色鉛筆)やマーカーペンの10本以上や、表面が堅くなった消しゴムがゴロゴロと後生大事に仕舞ってあるはずです。 まずはそれから手始めに…やってみるのも…。
2012年10月15日 大谷 誠