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『会話・確認・反省』

 ひとつの課には色んなタイプの人で構成され、具体的数値目標に挑戦し続けている。Oさんはその中でも永くトップの実績を経て今回課長に就任した。
 毎日の課のミーティングで、永く成績のふるわないM課員に、個別に会話せず 「君は○○が駄目だ、だから駄目なんだ」 と幾度も罵倒する。 これでは罵倒された本人は 「やる気消沈」 する。
 課の全体の場でなく、個別にMさんと会話する場を早く持つ事が最短の近道で、まずふたりだけの会話の冒頭に、Mさんを罵倒した事を虚心坦懐に勇気をもって素直に謝る事がMさんの心を開かせる。
 Mさんに5つの課題があるとしたら、4つまではキッチリ教え、課題を確認し合う。残りのひとつはMさんに考えて貰う課題とし、その取り組み結果を、ふたりのその後の会話の中で、互いに確認し、反省の場から、改善と進歩に繋げていく。
 5つの会話の中に、Mさんの長所を事前にメモ書きして頭に記憶しておき、好事例を引いて長所を率直に褒め、比較的越え易い日々の目標課題を与えて一日・一週間の実践活動をふたりで振り返り(ニーズの共有化)、個別に会話の時間を持つ事で諸課題のほころびがMさんに気付いて貰う仕掛けの実践である。
 この時自分の執った過去経験からの好成果をひけらかすのはタブーで、ふたりの共通課題として問題を共有する事が好結果を生み出す。

 人は誰しも周りから認めて貰い、讃えて貰いたいの心理を持っている。
 好むと好まざるとに拘わらず、其の業種・課員を構成する一員としての、自負と気概を持って日々精進している事を、真摯に認め合ってこそ具体的成果と結果に結びつく事を謙虚に学ばなければならない。

2013年6月4日 大谷 誠 


  



 
 
 
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