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人を育てて 己も育つ

 今の時代、一人でリーダーの務めを果たすのは、なかなか難しい。
 部長のOさんは 「何をやっているんだ。俺にやらせてみろ」 と課長のAさんの資料を取り上げて、自席に持ち帰り、早速取り纏めに掛かった。Aさんにしてみれば 「どうぞご勝手に」 の心境になってしまう。
 これでは良い人材が育たない事を、部長の上司である重役が、遠目に観ていて手招きされて、注意を受けた。
 注意の趣旨は3武将の例を引いて、「ホトトギス」 をどうするかの助言であった。
 「信長は殺してしまえ」 「秀吉は鳴かせて見せよう」 「家康は鳴くまでまとう」。
  信長は室町時代までの古い社会全体制を破壊し、土木建設が得意な秀吉は無から有を生み出した。家康は2人の先輩がやったことを微修正して長期にわたり維持管理した。
 今のリーダーは、壊しながら、つくりながら、守っていかないといけない。
 現代のリーダーシップに必要なものは6つ。「先見力・情報力・判断力・決断力・実行力・そして体力だ」 と。
  分かり易く言うならば 「もう少し我慢して、仕上がるのを待つゆとりを持つか、さもなければ、まとめあぐねている仕事を一緒に2人でやろうと言う包容力と優しさプラス部下の目線に降りて、共に完成させ、喜びを共有する我慢と指導の課程が、部下を育てる肥やしになる」と。
 リーダーシップのあり方を自動車のハンドルの 「あそび」 に置き換えることができる。
 「あそび」 がないとハンドルに乗せた手が少し動かすだけで、予想以上の方向に切れ曲がってしまい、到底安定した走行は望めない。
 人と人の接し方の中に感情だけが先行した言動は、お互いの信頼の安定は望めない。我慢と忍耐が肝要である。

2013年6月8日 大谷 誠 


  



 
 
 
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