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《一寸の工夫でこの旨さ》

世の中、猫も杓子も電子機器が蔓延し、持たざる者が蚊帳の外的な疎外感が拭えない。
便利は不便も成る程言い得て妙である。便利になつた事は結構乍、些か(いささか)人の心に染み入る風情というか、人の心の琴線に触れる、交流や交わりが希薄になって、人間尊重の味を感じられなくなって来た事は侘びしい限りである。
メールを送れば、手書きでない綺麗な文字が相手に送信され、ワードで原稿を書けば、漢字も熟語も、変換ボタンで立ち所に辞書をひくもどかしさも省けて、表現されてくる。
誠にありがたい当世であるが、「個性」が無い、「情」が無い、訴える「心」が希薄である。
そこで本来の人間味を発揮する手段として、タイムリーに相手の心に確かな記憶として、濃厚に残る工夫がないものかと実践してみた。
個人秘密情報漏洩保護法なる制約はあるものの、限られた、許し合えるお客様やそのご家族のお誕生日に、一言メッセージを留守電に送信しておくと、お客様の手隙の時間に、何気なく其の留守電を開いて頂ければ、此方の意図と意思は必ず通じる。
ここで要注意が一つ。簡単な祝辞だけを残す事がポイントで、仕事の内容や余計なメッセージを添えることはタブーである。
もうひとつ踏み込んだ手段として、予約電報をお誕生日様のフォームでお贈りできれば、インパクトは請け合いである。時間余裕があれば「手書きのお誕生日カード」を郵送できれば効果抜群。文字の上手下手は度外視して、勇気を持ってまず行動してみる事である。
右を見ても左を見ても同じ作られた綺麗なマネキンでは時間の経過の中で「飽き」が来るのも道理。 画一的なものから「自分独特のらしさ」を編み出す事が、他人より一歩前進するオリジナリティーであり、オンリーワンが光りだす瞬間である。

2014年6月11日 大谷 誠 


  


 
 

 

 

 
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