・トップ
 ・投稿文
 ・メンバー
 ・チラシ
 ・月例会
 ・アルバム
 リンク
 
問い合わせ
  
  

  

《巷(ちまた)に日本語の乱れ》

昨今 いろんな店頭対応の会話の中で、正当な応酬話法がなされていない事に愕然とする。
或る病院窓口で初めての来診者に、病歴や現在の体調を打診する問診シートを手渡しざまに 「此処に書いて貰っていいですか?」 とか 「○番の診察窓口へ行って貰っていいですか?」
こんな手本教材(マニュアル)や教育指導が成されているなら、即刻正しい話法に改めて頂きたい。
正しい日本語では 「此処にお書き頂けますでしょうか?」 であろうし、「○番の診察窓口へ行って頂けますでしょうか?」 であろう。
仲間同士の会話の延長線上が、公用の場の会話に、何の躊躇(ためら)いも無く平然と使われ、会話される現況は由々しき(ゆゆしき)問題である。
或る飲食店での支払いの場であっても 「○○円からお預かりします」 とか 「○○円のお返しです」
此れ等も正しい話法としては 「○○円をお預かり致します」 であろうし、「○○円のお返しになりますので お検め下さいませ」 であろう。
当然 お釣りに小銭がある場合は、お客様が受け取りに差し出される手の平の下に、お釣りをお返しする差し出す側は、空いたもう片方の手の平を、受け取られるお客様の手の平の下に、受け皿の用意の心持で(配慮)、もしもお客様が誤ってつり銭の小銭を下に落とされた時を慮って(おもんばかって)、空いている手の平を受け皿の様に潜り込ませる配慮ある姿勢と対応が、自然な 「かたち」 でなされていることが肝要である。
これまた当然ながら、其の応対の一部始終の流れの中での、微笑を忘れてはなるまい。

2014年6月28日 大谷 誠 


  



 
 
 
Copyright 2014, Allrights Reserved.
ビジネスライブの会|事業サポートグループ