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《妙縁の妙》

会社が定休日に、当番で出勤していると、一台の車が入って来た。
出迎えて、来場の趣(おもむき)をお訊ねすると、「エンジンオイルの交換は出来ないか?」 と。
「整備士が出勤しておりませんので、私がさせて頂きます」 と応えて、直ちに交換を済ませた。
後にこの方から伺った話で、「定休日にも関わらず、快く対応してくれた」 と好感を持って頂き、後日代替受注に繋がった。
この方(家電メーカー営業職勤務)とのお取引は、最初のお出会いから19年経ったの今もVIPユーザーとして続いている。

デスクワークをしていて、電話の呼び出し音に、いち早く受話器を取った時 「カタログを持参して欲しい」 の内容で 「お邪魔させて頂くご都合は?」 と訊ねると 「今夜11時に帰宅しているので」 と。
一瞬、夜の11時に行くのは?・・・と躊躇(ためらったが 「今夜11時にお伺いさせて頂きます」 と明るく答えて電話を置いた。
結果は訪問した其の夜に、新規受注を頂戴した。
この方(都市銀行の企画管理職)とは、24年後の今もVIPユーザーとしてご家族ぐるみのお取引を頂戴している。
此の二つの事例から、ポイントとして言えるのは、相手側の状況に添った、機敏(きびん)で誠実且つ実直な行動を、己の都合は二の次にした応対が 「一瞬のご縁を 妙縁」 に繋げた結果と言える。
徳川将軍家の兵法指南役 柳生宗矩(むねのり)(柳生新陰流)の言葉に
    
小才は 縁に 気付かず
中才は 縁を 生かせず
大才は 袖すり合う縁でも 縁とする

2014年10月6日 大谷 誠 


  



 
 
 
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