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《お悩み相談解決マン》

或る下町の仕舞(しもた)屋風の一角に、アルミ扉に張り出しを見つけた。それには、『パソコンのお悩み、何でも引き受け処』 と大見出しがあり、其の横に 「パソコンでお悩みの方、どんな事でも、お気軽にお声かけ下さい。親切・丁寧・笑顔でこころ易くご相談にのらせて頂きます」 と注釈ある。

興味に惹かれて入ってみると、鼻めがねで、恵比須顔の六十がらみの店主とおぼしき迎え笑顔に会った。
取材の許可を得、お話を訊かせて戴き、招き看板の趣旨を問うと、主曰く 「お客さんは男女を問わず、比較的高年齢の方がお越しになって、パソコンが固まって動かない ・ 息子のくれたパソコンの使い方を教えて欲しい ・ ネットに繋がらない ・ 孫の写真の取り出し方が分からない ・ 慶弔はがきを少数でも印刷代行出来ないか ・ メールの送り方、受け取りをするには ・ 筆を持つ手が震えて書けないからパソコンを習いたい ・ パソコンの操作や携帯電話 ・ ネットと繋ぐには等の初歩的なお悩みが多く、且つ今の街中に 其の相談窓口である 「お店が何処にも無い」 お悩みの方のお助けマン的奉仕の精神。よろず相談窓口を、気さくにお困りの方に、親身になって寄り添って、こころ易く、笑顔で相談にのらせて頂こう・・・が起業の発端だと・・・」
成程言われてみれば・・・。新しいパソコンや電子端末機器を売る出店は五万と在るが、既存のそれらの機器を継続して挑戦してみようとする挑戦者(高齢者)のサポートを手がける 「何でも相談よろずサポート店」 は皆無に近い。

高齢化年齢社会構造となった今、そしてこれからも、これらの 「お悩みマン」 の数は益々増加傾向に在ると言っても過言でない。
新しい電子機器を売り広める出店は拡販の為に、手を代え、品を代え、増え続けるだろうが、旧タイプを持つ、既存のこれらのお悩みマンの窓口が、近くでどんどん店が増えることで、持って行き様の無いお悩みマンを、潜在消費者として受け入れる窓口は、[極小利益×お悩みマンの数 = 確実健全経営継続堅持] に繋がるものと確信する。
ひとは小さな悩みが続くと、大きな悩みとなって溜まる。しかし其の小さな悩みを近くで聞いて、一緒に解決してくれる場所(お店と人)が在れば、悩みを持つひとはどれ程の生き甲斐と、生きる気力が漲る(みなぎる)事だろう。
よろず何でも相談ショップは必ず定着する「商い」になる。

2014年10月6日 大谷 誠 


  



 
 
 
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