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《便利は不便》

 営業をしているAさんは、外交に廻るのに自動車を至極当然の様に使って、機動力を発揮する事に意気揚々で、その機動性の魅力と醍醐味(我田引水)を味わったものである。
 然し、車に乗っての営業は最初の1〜2年で、その内便利は不便を体感し、途中で車を使うことを止めて、目的地までの道中を自転車とバイク+自力歩行に切り替えて営業に廻る事にした。
 移動の途中で、新しく 「お出会い」 を頂く機会が沢山あって、新たなお取引に恵まれた事も度々。
 今までは、訪問先までの点から点を結ぶ動きに、線上から其の周辺への密なる活動(こまめな動き)が成果に繋がっていった。(発想の転換)
 車での移動は、移動途中の幹線道路から入り混むだ顧客宅への訪問を疎かにする洩れ(又この次に)が疎遠にさせ、絆を薄くさせた致命傷であった。
 古人曰く 「過ちを改むるに 時を憚ることなかれ」 である。結果を求められる仕事であれば、尚更の自覚と覚悟が必要で、体裁や外聞を気遣う暇があれば、本業にかまう(傾注する)、最短距離を選ぶべきものだ。
 「傍に寄りつかぬ犬より 寄って来る犬が可愛い」 の格言は、絆を深めてこその商いの本道である。
 最近は、都市近郊の主だった駅の構内に、観光案内所が在り 「貸し自転車」 を常設しているのは大変便利で重宝する。
 貸出料は安くて、且つ整備されている、それらは概ね新しい自転車が常設してあるので、安心して使うことができる。
 公共交通機関を使って、訪問先の最寄り駅まで確実に時間が読めるのが一番で、車中で次の仕事への準備と、こころ用意が調えられる余録が授かれる事はありがたい。

2014年11月3日 大谷 誠 


  



 
 

 

 
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