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《それはあかんやろぉ-!!》

       

 

表題の様な疑念の嘆きの叫びが、過って十余年前には見聞(けんぶん)したことの無い情景(じょうけい)として、現代の日常世間で罷り(まかり)通っている悪しき(あしき)状況が現存している、不自然が常識外れ(はずれ)の公然(こうぜん)が、市井(しせい)を平然と闊歩(かっぽ)して居る事に、憤懣(ふんまん)やる方(かた)無き憤り(いきどおり)を感じて居るのは筆者だけではまず無いはずである。

その筆頭(ひっとう)が、あらゆる公共交通機関の車中(電車・バス・自車の運転中)によらず歩きながら、自転車やバイクを操縦しながらのスマホから眼を離(はな)そうとせず、凡そ(およそ)「だろう運転」「だろう歩行」も何のその、相手が避け(さけ)て当然(とうぜん)、事故など考えの外(ほか)然(ぜん)として居る現況は、異状と言うより戦場と言っても過言でない。

次に 危ぶまれる狂態(きょうたい)は子育て真っ只中(ただなか)の「逞しき(たくましき)若いお母さん」達である。

だっこショルダーに乳幼児ひとり、前かごシートに幼児ひとり、後部かごに幼稚園児風ひとり、ペタルの漕ぎ手(こぎて)は 逞しき若いお母さんその人の何と4人である。

言わずもがなで、自転車と言う乗り物は二輪車であるがゆえに、重心が崩れれば確実に転倒する事請け合い事象(じしょう)となる。

核家族が拡散し、二世帯、三世帯家族の同居が絵空事(えそらごと)になった奇因(きいん)の為せる所以(ゆえん)か・・・。

最早(もはや)戦後では無い・・・と活字やマスコミが広報した1964年の東京オリンピック開催に復興著しかった往時(おうじ)には4人乗りの自転車は無く、義母、実母が傍に居てくれて、寒い時は「ねんねこ」にくるまれた赤子連れの買い物姿の逞しき(たくましき)若いお母さんが散見されたものだが、家族や身内が、互いに助け合って生きた時代にはもう戻れなくなってしまったものか、いや そんなことは無い、お互いがお互いを慮る(おもんばかる)生活形態に虚心坦懐(きょしんたんかい)に戻ろうとする「思いやりの心」を、、お互いが安直(あんちょく)な独立を許容する事無く、お互いが寛容心(かんようしん)を「もうひと溜め(ため)戒め(いましめ)」の弁え(わきまえ)を、親や祖父母が自らの人生経験談の中から小出しにして、教えと導きにして説いて(といて)聞かせる勇気を出し合えば、今の醜態(しゅうたい)、狂態(きょうたい)は是正されるであろう。

平成29年7月2日 大谷 誠  

 


  


 
 
 
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