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こんなこと考えんでもえぇねんやろか?
      

《数字が語る老々所帯の現実》

       

 

\268,000円。此の数字は夫が65歳以上、妻が60歳以上で夫婦共に無職の世帯では、平均して1か月あたり約26.8万円の生活費がかかっていたとする 2016年に総務省が「家計調査報告書」をもとに作成したものである。

勿論「どんな暮らしをするか」によって大きく変わってくるものだが、此の額はおおよその目安になりそうである。

何にお金がかかっているのか? 最も多いのは「食料」で、約6.5万円。意外と多いのは「交際費」で約2.9万円。身内や近所の冠婚葬祭のほか、親しい人との食事や喫茶店でのおしゃべりをする時などの費用とみられ、ほかに、書籍代や旅行などに充てる「教養・娯楽費」が2.6万円。一方、収入は約21.3万円で、その大半は、公的年金を主とする「社会保障給付」(約19.3万円)。

そのほかの収入を合わせても、毎月平均で約5.5万円不足する計算である。

ただ、この調査では「住居」に関する支出が約1.5万円しかかかっていない。

推測で言えば、回答した人が持ち家に住んでいる人が多い為で、賃貸物件に住む場合は、これより大幅に増える可能性がある。

一方60歳以上の単身者の生活費は平均で月15.6万円。収入は約12万円でこちらも約3.6万円足りていない現実がある。

「備えあれば憂いなし」の老々所帯の方々には「今ごろ何言うてんのん・・・」とほくそ笑む方もあろうが、世の概ね(おおむね)の老々所帯人には喫緊(きっきん)の生活課題として、住まいの修繕や大病をした時の医療費など、日常の生活費以外の大きな支出にも備える必要がある。

公的年金は、少子高齢化の影響を受けて、今後、金額の伸びは抑えられる見通しからして、不足分を補う手立てが必要不可欠の今、貯金や歳をとっても続けられる仕事が有ると安心だが・・・

はてさて どうしたものかと・・・。

平成29年7月1日 大谷 誠  

 


  


 
 
 
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