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投 稿 文

      

《亡き母の 声によく似て 鬼やらい》

       

1944年(昭和19年2月20日生)満76歳誕生日を迎え、自分自身では本当に76歳まで生きて来た・・・の実感は希薄(きはく)ながら、兎にも角(とにもかく)にも此の年齢まで生かされて来た・・・と言う事は、実にありがたいことで、それ以前に、76年前に、此の世に産み堕(お)として下さった、父母に感謝の合掌の気持ちの方が、「ありがたい・・・」の思いでおります。
父にもさることながら、母への感謝の思いの方が、ありがたい気持ちが勝っ(まさ)ている様に、実感として鮮明に感じ入って居ることは、正直歪め(いがめ)るがめようもない事も事実として実感しきりであります・・・が。
昨今の日常的には、眼鏡を掛けず「裸眼(らがん)」で居る時の方が煩(わずら)わしさを感じずに過ごせて居る事の方が多く『運転して出るときは、0.7の裸眼視力の儘(まま)ではまずいので、眼鏡は掛けて(両眼視力1.0で居るものの・・・)最近本や新聞の活字を拾う(ひろう)時に、その活字が読み進めて凝視(ぎょうし)すると、活字がぼやけて滲(にじ)んでくる状態があまり続く』ので、4年前に白内障手術をしてもらった眼科を受診して医者に相談すると、下瞼(したまぶた)が垂れ下がり(たれさがり)、涙目(なみだめ)状況(じょうきょう)が酷く(ひどく)、簡単に言うなれば、下瞼(したまぶた)が垂れ(たれ)下がった状況では、人間の身体が、自然防御(しぜんぼうぎょ)反応が働き、眼球を保護しょうとするあまり、涙が溢れ(あふれ)、通常なら受け皿状況になるはずのものが、下瞼が垂れ下がって「へ」の字(両目尻とも)に為る(なる)ために、下瞼を目尻(めじり)の筋肉に吊り上げ(つりあげ)る手術をする事で、涙の受け皿を作る手術をする事により、涙目を完全に停めるまでには行かずとも、緩和(かんわ)する事が出来る・・・。との説明を聞いた。
此の手術をする事により、左右それぞれの下瞼(したまぶた)を吊り上げるために、外観的には「狐眼(きつねめ)」の様に為ってしまう弊害(へいがい)が出来上がる、其れを事前に承知しておいてもらいたい・・・の弁。
そんな手術をしたら、其れでなくとも「ヤクザ」の様に「人相風体(にんそうふうてい)が怖い(こわい)面体(めんてい)」なのが尚(なお)一層(いっそう)悪く為ってしまうのに・・・そんな手術を受けないと、本当にどうしても駄目なのか・・・? と 周囲は口にするが・・・当人は、正直 外観よりも、日常的にぼやけて滲ん(にじん)でしまうことよりも、出来る限り、実生活に支障が無いような状況に重き(おもき)を置く方が、外観的に「怖い顔立ち(こわいかおだち)とかヤクザのおっちゃん風」にたとえ見えようとも、実益(じつえき)は己にあり・・・で 今更(いまさら)世間体(せけんてい)を気に病む(やむ)歳でも無し・・・といたって、外聞等(がいぶんなど) 二の次三の次・・・と、実益第一と考えに至っている。 依(よ)って 来る3月13日金曜日午後1時30分から手術開始をお医者との間で取り決めた次第。 手術時間は約片方(かたほう)45分程度で 右瞼を先行し、数日置いて左目の手術を・・・との 打ち合わせを終えた。
健康保険適用対象の医療行為で、本人負担一割負担で賄え(まかなえ)る。同時に両眼を手術も考えたが医者が言うのには「右眼の方が左眼と比べると垂れ下がり度合いが多いので、先ずは右瞼の方を先行して施術し、術後の状況を少し間を空けて様子を観て、左瞼を施術する方法にしましょう」の弁。
施術(せじゅつ)同一病歴(びょうれき)でのひと月以内に両眼の白内障手術をした時の経費を振り返ると、3万円以内の本人負担で賄え(まかなえ)・・・の事例からして、手術後支払いは、加入の生命保険会社より先行して本人が立て替え払いとなるものの、後日、本人に片方最高5万円を限度として日帰り手術給付金が支払われてくる事に為るので、本人は、ひたすら「施術後(せじゅつご)の完治(かんち)回復までの痛み」を我慢(がまん)すれば良い事だけである。
何も相手が「執っ(とっ)て喰う(くう)・・・」と言うわけでも無し、所詮(しょせん)『生きるか死ぬか・・・』を 談じる(だんじる)大事(だいじ)にあらず・・・ではないか・・・と。 『山よりでっかい獅子は出ぬ』の喩え(たとえ)もある。
 

令和2年2月27日 大谷 誠  

 




 
 
 
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