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決して屈するな。決して、決して、決して!


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 BL会 ネット広場 220309(水) 

■おはようございます。
■3月9日(水曜日)のネット広場です。

 
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BL関係者一同
おはようございます。
ウクライナについて、Newweekが伝える「ロシア人は戦争を支持している」との残念なニュースです。
本日パソコン講座を配信する予定でしたが中止です。 (BL太田廣)
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【モスクワ発】ウクライナ戦争を熱烈支持するロシア人の心理
Newsweek 2022年03月08日(火)サム・ポトリッキオ
<多くのロシア人は親族にウクライナ人がいるが、それでもなおプーチンの戦争を支持している>
子供時代のウラジーミル・プーチンに関する有名な話がある。
貧しい環境で育ったプーチン少年は、アパートでしばしばネズミと遭遇した。あるとき、1匹のネズミを隅に追い詰めたことがあった。すると突然、そのネズミが猛烈な勢いで歯向かってきた。その経験を基に、プーチンはこう忠告している。敵を窮地に追い込んだときは、激しい抵抗があると覚悟しておいたほうがよい、と。
今のロシア情勢に重ね合わせると、実に不吉な忠告だ。ウクライナ問題で追い込まれたプーチン大統領がこのエピソードのネズミのような行動を取っても不思議でない。
西側で指折りの安全保障専門家の1人もその可能性を指摘する。
「予想より厳しい事態に直面して、(プーチンは)捨て鉢になるだろう」と、オバマ政権で国防長官を務めたアシュトン・カーターは言う。「その結果、暴力のレベルをさらに引き上げることになりそうだ」
ロシアのウクライナ侵攻という賭けが途方もない失敗だったという点で、専門家の見方は一致しつつある。
ある著名な軍事専門家が私に語ったところによれば、ロシアはいくつかの計算違いをしていたという。
第1に、ウクライナがすぐに降参るものと思い込んでいた。ウクライナ人の闘志と戦闘能力を見くびっていたロシア側は、初期段階で激しく動揺する羽目に陥った。
第2に、元俳優のウォロディミル・ゼレンスキー大統領を中心に、ウクライナがこれほど有効なメディア戦略を展開することも予想できていなかった。ウクライナ人の言葉や戦いぶりは、世界の人々の共感を集めている。有名アスリートや元ミス・ウクライナ、前大統領などが武器を取り、祖国を守ろうとしている。
第3に、ロシアは西側の結束を過小評価していた。西側諸国は、堕落と自信喪失と無関心ゆえに、ロシア軍がウクライナの首都キエフを制圧し、ウクライナ指導部の首をすげ替えることを容認するだろうと考えていた。
ウクライナを支援したり、ロシアに厳しい制裁を科したりすることはないと踏んでいたのだ。
ウクライナ政府に責任転嫁これらの誤算が積み重なった結果、ロシアが軍事的勝利を手にするために、途方もない犠牲を払うことはもはや不可避だ。
ロシア兵の命とロシア経済に甚大な犠牲が生じるだけでなく、ウクライナのおびただしい数の一般市民の命も失われることが避けられない。
ロシアは当初、これを「特別な軍事作戦」と呼び、最小限の犠牲により短期間で目的を達成できると考えていた。
しかし次第に、シリア紛争やチェチェン紛争のような血みどろの戦いになりつつあるように見える。
私が大人になって以降、アメリカはいつもどこかで戦争をしてきたが、私が軍事行動の痛みと悲しみを実感したのは今回が初めてだった。
私の娘の曽祖母2人(ロシア出身の妻の祖母だ)は、ウクライナに住んでいる。1人は、人生を通して地元を離れたことが2度しかない。
1度目は、私が近くの町で講演するのを聞きに来たとき。2度目は、この2月末。自宅のそばにある軍事施設が攻撃を受けて避難したのだ。
新型コロナに感染しているが、病院で治療を受けることはできない。私たちは電話するたびに、電話の向こうから彼女の声が聞こえるまでの間、不安で頭がおかしくなりそうになる。もう電話に出られなくなっているのではないか、と。
モスクワで暮らすロシア人たちもたいてい、ウクライナに大切な友人や親族がいる。親族の中にウクライナ人が1人もいないモスクワ市民はまずいない。
しかし、現状に対する認識は、ロシア人とウクライナ人の間で大きく異なる。反戦デモも起きてはいるが、ロシア人の間でこの戦争はおおむね支持されている。
妻の親族であるロシア人たちもその例外ではない。ウクライナの親族との電話で厳しい状況を聞かされているにもかかわらず、軍事作戦を熱烈に支持している。
ロシア政府はこの20年ほど、巧みに世論工作を行ってきた。ウクライナの市民が危険にさらされている原因は、ロシア軍ではなくウクライナ政府にあり、民間人が死亡するのは、ウクライナ軍が「人間の盾」として利用しているせいだと、ロシアの主要なテレビ局は主張している。
戦争初期の世論調査はあまり当てにならないものだが、私がロシア人たちと話した内容から判断しても、今回の戦争への支持は強い。少なくとも過半数の人は、戦争を支持していると言っていいだろう。
西側諸国による陰謀を信じて疑わない人も多い。おそらく、プーチンの支持率も若干上向くのではないかと思う。
ロシア国内の認識は、ワシントンやロンドン、東京を含む世界中のメディアの論調とは全く違う。私の親しい友人2人がいい例だ。
どちらもモスクワ在住で、社会的成功を収めた著名な人物だが、ロシアに短期滞在中の私が前回の本誌記事(3月1日号18ページ参照)の執筆準備しているとき、2人は侵攻の可能性はゼロだと断言した。侵攻があり得ると考えること自体、愚かなことだとまで言った。
だから侵略が始まった今は、落胆したりショックを受けたりしているのではないかと思った。だが、私の娘の曽祖母がミサイル攻撃で命を落とさないか心配だと話すと、友人の1人は下品な表現で侵攻への支持を口にした。以前は侵攻の可能性を論じることすら嘲笑していたのに。
私がそれを指摘すると、こんな答えが返ってきた。
「プーチンにそんな度胸があるとは思っていなかったんだ。でも、これがベストの選択だ。あいつら(ウクライナ)の尻を蹴っ飛ばしてやっつけてやったのは喜ばしい。あいつらは弱い。全員降伏寸前だ。キエフは今夜、手に入る」
家族の一員の身を案じる相手に向かって言う言葉かと思ったが、戦争の開始直後に愛国心が高揚するのはよくある現象だ。ジョージ・W・ブッシュ米大統領はアフガニスタン侵攻(2001年)の直後、90%近い支持率を誇ったが、退任時の支持率は約30%だった。
もう1人の友人は、イラク戦争のほうがウクライナの100倍悪いと主張。ロシアが非難されるのは、欧米がこの国を完全に破壊したいと思っているからだと言った。
別の友人で、外相や多くの大使が卒業した国内最高のエリート大学の学部長も、侵攻の可能性はないと言っていた。だが実際に侵攻が始まると、彼はこんな声明を出した。
「ロシアの目標は変わらない。ロシアの国益にもっと配慮した、より公平な安全保障体制をヨーロッパに構築することだ。NATOのセルビア空爆(1999年)以降の欧州で最大の軍事危機はビジネスのようにルーティン化されている。このことは、国際関係が歴史的に正常な状態に回帰しつつあることを示している」
留学生の多くはこれに猛反発したが、ロシア人の同僚の反応はおおむね好意的だった。
若いロシア兵の遺体の山が無言の帰国をする事態はまだ発生していない。通貨ルーブルは暴落し、物価は既に上昇し始めたが、本格的な経済の悪化はこれからだろう。
「見えない内戦」が始まったロシアが壊滅的な恐慌に陥る未来はおそらく避けられない。10年前、ルーブルの為替レートは1ドル=30ルーブル以下だったが、今月末には1ドル=300ルーブルになるとも言われている。
プーチンの人気と22年間の統治を支えてきたのは、生活水準の向上と安定だ。この2つの柱がわずか2週間でなぎ倒されたように見える。
一方、私がこの記事を書いている間にも、フェイスブックとツイッターへのアクセスが遮断または制限され、最も独立性の高い(おそらく唯一の)テレビ局とラジオ局が閉鎖された。
昨年のノーベル平和賞受賞者の1人ドミトリー・ムラトフが編集長を務める独立系新聞も、閉鎖の瀬戸際にあるそうだ。「プロパガンダ以外のものは全て排除されつつある」と、ムラトフは言う。
私はこの記事を書く前、モスクワにいる最も親しい友人に話を聞いた。ロシアのアイデンティティーの重要な基盤は第2次大戦中のナチス・ドイツに対する英雄的抵抗だが、今のロシアは自分が侵略者になってしまったと、彼は指摘した。
ウクライナ侵攻は現代ロシアの死であり、内戦の始まりでもある。この内戦は戦闘ではなく、大量の移民と、2つの異なる文化・社会への分裂によって顕在化する......。
この親友は他の多くの友人たちと違い、戦争に強く反対している。彼の推定によれば、少なくとも40%のロシア人も同意見だという。今回の出来事は経済的・軍事的な大惨事であると同時に、道徳的な破局でもあると、彼は主張する。
「ロシア人に近いウクライナ人との間に合意点を見いだせないのであれば、私たちの生き方そのものが破綻しているということだ。ウクライナと共存できないのなら、誰と共存できるというのか」

サム・ポトリッキオについて
ジョージタウン大学の教授でNewsweekコラムニストである、それ以上は不明。

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たもりんのことわざ・名言・川柳

「決して屈するな。決して、決して、決して!」

(ウィンストン・チャーチル)

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写真投稿 (BL 宮本秀子)
さくらんぼの花咲始めました。今日も小鳥と遊んで来ました。(3月7日)


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Have a nice day.
ビジネスライブの会事務局
森田 康之
<dudxu906@sakai.zaq.ne.jp>

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